本文へスキップ

Citizens Denouncing Reactor Manufacturers

原子炉メーカー資料REACTOR MANUFACTURERS

はじめに

 原子力関連メーカーは、日本国内だけでも500社程度存在すると言われています。その中でも(株)日本製鋼所は、原子炉容器と蒸気発生器の大型鍛鋼品世界シェアの約8割を占める世界的な原子炉製造メーカーであり、東芝、日立製作所、三菱重工業など日本の三大原発総合メーカーの他、海外の主要原発メーカーとも多数取引をしています。
 ※原子炉容器:原子炉の炉心部を収納する容器。高温高圧、中性子の照射に耐えうる構造であることが必要。
 ※大型鍛鋼品:原子力炉容器、加圧器、蒸気発生器、炉内構造物
 →原子力関連メーカーについての詳細はこちらへ(『NNAA』のホームページ内「原子力関連メーカー」へ)

世界的原子炉メーカー「日本製鋼所」とは

 1907年、兵器の国産化を目的として、英国の2社と日本の1社の合同出資による国家的事業がスタートしたことが日本製鋼所の始まりでした。太平洋戦争後の1945年には軍需から民需へと転換し、「鋼と機械の総合メーカー」として、国内だけでなく、世界中に製品のシェアを拡大。中でも1950年代から始まった原子力発電により、原発の心臓部である原子炉の圧力容器とその関連部材を製造するようになった同社の技術が重宝され、今となっては同社の製品なくして(ロシアを除く)世界の原発は成り立たない程にまでなっています。

●「(日本製鋼所は)鋼(ハガネ)の命である製鋼(精錬及び鋳込)と熱処理技術が競争力の源泉であり、より安全性・信頼性が高いシームレスな(継ぎ目のない)鍛鋼品を製造する能力がある。」
                     (内閣府原子力政策担当室『我が国の原子力技術基盤について』より
●「米国企業には、第三世代原子炉の主要資機材(原子炉圧力容器、蒸気発生器等)を製造する能力はない。例えば、原子炉圧力容器に用いる品質の高い大型鍛造品は唯一日本製鋼所(JSW)のみが製造しうる。」(米国エネルギー省)

 同社は自国で鍛鋼製品を生産するロシア以外のすべての原子炉に供給しており、世界の原子力発電所は、1億ドル(約100億円)の頭金を支払って、同社が600トンの鋼塊から作り出す原子炉容器を予約しています。そのため同社は、年間4基しか製造できなかったこの容器を、年間12基まで製造できるように増産態勢を整えています。
 日本製鋼所で作られる原子炉圧力容器を含む大型鍛鋼品はすべて室蘭製作所で作られています。そのため業界では「室蘭(日本製鋼所室蘭製作所)が止まれば世界の原発が止まる」とまで言われています。溶接線の継ぎ目があれば、そこから劣化し事故につながる可能性があるため、パーツの数は少なければ少ないほど良い、と言われますが、そこで同社の継目溶接がない一体化した製造技術が重宝されているというわけです。


日本製鋼所の歴史と原子力関連部材の製造

〜以下、「JSW会社案内」より抜粋〜

●主な歴史
1907年 北海道炭礦汽船株式会社(北炭)と英国の軍事企業、アームストロング・ウィットウォース社(Sir W.G
     Armstrong, Whitworth & Co., Ltd.)とビッカース会社(Vickers Sons and Maxim, Ltd.)の3社共同出資
     により設立。資本金1,000万円。本社および工場を北海道室蘭におく。
1915年 本社を東京に移す。
1920年 株式会社広島製作所(広島市外所在)を買収して広島製作所を設置。
1935年 横浜製作所を神奈川県金沢町に起工。1936年6月に竣工し操業開始。
1938年 東京製作所を東京府北多摩郡府中町に起工。1941年5月に竣工し操業開始。
1945年 民需品生産転換許可を受け民需品の生産を開始。
1950年 商号を(株)旧日本製鋼所と変更のうえ解散し、新たに資本金2億円をもって(株)日本製鋼所を設立、旧会社
     から室蘭・広島・横浜・東京の4製作所および本店その他の営業所を継承して新発足。
2000年 風力発電用タワーを生産開始。
2003年 室蘭製作所10,000トンプレスリニューアル(最大据込14,000トン)。
2005年 風力発電用ブレードを生産開始。

●室蘭製作所で造られる主な製品
【鋳鍛鋼製品】発電用一体型ローターシャフト、原子炉圧力容器用シェルフランジ、火力発電用タービン・ケーシング、製鉄用圧延ロール
【鋼板・鉄構製品/風力発電機】石油精製圧力容器、クラッド鋼板・鋼管、風力発電機
【原子力関連製品】原子炉圧力容器および蒸気発生器用部材(フランジ、シェル、ヘッド、ノズル、管板、チャンネル
ヘッド等)、ポンプケーシング、配管部材等、使用済燃料輸送容器

主要原子炉メーカーの動向 〜WEBページ資料〜

原発メーカー全般
・原発ビジネス、安倍首相トップセールスで加速する海外進出への壁とリスク「2013年6月12日、ビジネスジャーナル
 http://biz-journal.jp/2013/06/post_2298.html
・原子力はどうなる? 東芝・GE火力発電合併の舞台裏 GEの狙いは三菱重工だった!?「2013年3月14日、ビジネ
 スジャーナル」 http://biz-journal.jp/2013/03/post_1681.html
・原発受注「フィンランドの陣」 日本勢3社、海外に活路「2013年3月11日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0507J_W3A300C1000000/
・日系企業、ブルガリア・コズロドゥイ原発第7号機建設に参加か「2013年2月2日、新興国情報EMeye」
 http://www.emeye.jp/disp/OEE/2013/0202/stockname_0202_002/0/
重電業界、原発含め合従連衡が一段と加速「2013年1月24日、日本経済新聞 電子版」
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO50930460U3A120C1TJ1000/?nbm=DGXNASDD230HT_T20C13A1MM8000

・日立・三菱重工電力事業統合の舞台裏…原発、経営統合も視野?「2012年12月6日、Business Journal」
 http://biz-journal.jp/2012/12/post_1114.html
・「なれあい」の電力ファミリー 日立、東芝、三菱重 原発事故で迫られる戦略の見直し「2012.3.7、キャリコネ」
 http://careerconnection.jp/biz/studycom/content_32.html

日本製鋼所
・日本製鋼所、室蘭の一時帰休半年間延長へ「2013年9月5日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD050CF_V00C13A9TJ1000/
・日鋼室蘭が15年ぶりに一時帰休、原発事故後の受注減で「2013年4月12日、室蘭民報ニュース」
 http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2013/04/12/20130412m_02.html
・一般社団法人 北海道機械工業会 会員紹介、鞄本製鋼所
 http://www.h-kogyokai.com/members/328.html
・世界シェア80%「室蘭」が支える世界の原子力発電所「2009年3月16日、gooニュース」
 http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/gooeditor-20090316-02.html
・日本製鋼所:世界の原発が頼る「刀匠」の魂―名刀の鋼技術で市場独占「2008年3月13日、ブルームバーグ」
 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-JXNOXB1A1I4H01.html
 

日立製作所
・GE日立連合、米で原発採用内定 三菱重を逆転「2013年4月30日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM30018_Q3A430C1EB2000/
・日立、リトアニア原発計画は継続中=社長「2012年12月26日、REUTERS(ロイター)」
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BO03220121225
・英国ホライズン・ニュークリア・パワー社の買収について「2012年10月30日 (株)日立製作所 執行役社長 中西宏明」
 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/10/f_1030a.pdf
・大間原子力発電所の建設状況「日立GEニュークリア・エナジー(株)のホームページ」
 http://www.hitachi-hgne.co.jp/activities/abwr/domestic/ohma_state/index.html
・日立原子力情報「日立ホームページより」
 http://www.hitachi-hgne.co.jp/nuclear/
・日立GEニュークリア・エナジーホームページ
 http://www.hitachi-hgne.co.jp/index.html

東芝
・東芝出資の米ウラン濃縮会社が破綻 原発停止が影響「2014年3月6日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0601B_W4A300C1EB2000/
・東芝、英で原発3基受注へ 英発電会社の買収発表「2014年1月15日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASDD150SR_15012014TJ0000
・東芝社長、原発再稼働「安全確保の前提で」 「2013年3月26日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL260RP_W3A320C1000000/
・東芝とGE、火力発電事業で提携へ 原発含めた重電業界再編の可能性も「2013年1月24日、ビジネスジャーナル」
 http://biz-journal.jp/2013/01/post_1375.html
・東芝ホームページ「原子力事業部」
 http://www.toshiba.co.jp/nuclearenergy/
・東芝ホームページ「フィンランド・フェンノボイマ社との原子力発電所建設に関する契約交渉開始について」
 http://www.toshiba.co.jp/about/press/2013_02/pr_j2502.htm

三菱重工業
・スウェーデンで原子炉加圧器の管台取替工事を受注「2014年2月19日、三菱重工プレスインフォメーション」
 http://www.mhi.co.jp/news/story/1402195497.html
・トルコ共和国 シノップ原子力発電所プロジェクトへの取り組みを加速「2013年5月7日、三菱重工プレスInfo」
 http://www.mhi.co.jp/news/story/1305075359.html
・中国向け原子力タービンローターを出荷「2013年4月25日、三菱重工プレスインフォメーション」
 http://www.mhi.co.jp/news/story/1304255351.html
・官民連携や仏企業との協力も奏功 三菱重などトルコで原発受注「2013年4月5日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD040MD_U3A400C1TJ0000/
・三菱重工に58億円追加請求 米原発事故で 事業に影響懸念も「2013年3月9日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0901L_Z00C13A3TJC000/?dg=1
・三菱重工など、問題を事前に把握 米原発事故「2013年3月9日、日本経済新聞」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0901T_Z00C13A3NNE000/
・三菱重工ホームページ「原子力のページ」
 http://www.mhi.co.jp/atom/
・三菱重工「原子力事業本部」ウェブサイト
 http://www.mhi.co.jp/nuclear/introduction/outline/index.html

その他国内外メーカー
・神戸製鋼所ホームページ「エンジニアリング事業―原子力プラント・機器」
 http://www.kobelco.co.jp/engineering/products/nuclear/index.html
・IHIホームページ「製品一覧―原子力」
 http://www.ihi.co.jp/ihi/products/energy_systems/atom/index.html

お問い合わせ

下記のアドレスまでご連絡ください
e-mail: info★no-reactors.holy.jp
(★を@に変更して送信願います)

賛同金(カンパ)のお願い

カンパをお振込み頂ける際は下記の口座までお願い致します。

●ゆうちょ銀行同士のお振込
記号:02780-6
番号:108933
名義:原子炉メーカーを糾弾する会

●ゆうちょ銀行以外からのお振込
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:279
預金種目:当座
店名:二七九店(ニナナキュウ)
口座番号:0180933
名義:原子炉メーカーを糾弾する会